建機・重機用油圧機器向けサービス

建機・重機用油圧ポンプ、油圧モータの性能低下に伴う
オーバーホール、および不具合品の現物修理

建機・重機に搭載されている油圧ポンプや油圧モータ、シリンダの性能低下による作動不良に対応するためのオーバーホール、および修理を行います。また、突発事故により不具合が発生した場合の現物修理にも対応します。

サービスの主な流れ
1 油圧ポンプ、モータなどの機種や型式、現在の不具合状況などを、電話やFAXにて確認させていただき、詳しい打ち合わせを行います。
2 作業の見積を行うため、修理品の現物を当社まで搬送していただきます。
3 修理品を分解、点検して修理診断を行い、見積書を作成します。(ここまでは無償です!)
4 調達部品の有無、納期、修理の可否、さらに、作業に必要な金額をお客様にご連絡し、打ち合わせを行います。
5 修理作業が発生しない場合、現物を廃却処分するか返送するかをお客様に確認します。
6 修理を実施する場合、シール類一式、軸受類一式、調達部品を手配し、さらに、シャフトや回転部(シリンダーブリック、ピストンAss'y、プレート)制御器等、再生修理のための調整加工を手配します。
7 部品と調整加工が終了した段階で、使用部品を仕上げ洗浄して再生組立をします。
8 組立が完了したあと性能試験を行います。メーカーの資料があれば、その資料を基に新品に近い性能に、圧力や流量などを合わせ込ます。油圧モータについては、詳細負荷テストができないため、無負荷運転にてDR量測定をし、良否の判定をします。
9 能試験が完了したあと、油漏れの確認を行います。
10 必要に応じて当社指定の塗料で塗装し、お客様のもとへ出荷します。
主な実績
S社製ショベルの動きが遅く力がなくなったため、油圧ポンプの点検修理を実施
分解、点検を実施して各部品を観察した結果、摺動部(シリンダブロック、バルブプレート、ピストン、スウォッシュプレートな ど)の異常磨耗による性能低下と判断しました。
当社の対応
  • 回転摺動部をラッピング研磨加工で修正して再生
  • シャフトのオイルシールが当たる部分の摩耗を研磨加工して再生
  • 再生不能の部品は、お客様からの支給品と弊社調達部品と交換
  • その他必須項目のオイルシール、O-リング、ガスケット等、パッキン類を交換して組立
  • 性能試験を行い圧力や流量を調整、性能良好の結果
  • 油漏れを確認し、漏れなしのため合格、その後納品
H社製クレーン走行用減速機付油圧モータのモータ部と減速機部の合わせ面から作動油が漏れているため、現物修理を実施
分解、点検実施した結果、オイルシール破損による油漏れでした。【写真1写真2
当社の対応
  • オイルシール、フローテングシール、O-リング、ガスケット等、パッキン類の交換と磨耗部品の交換
  • 修正を実施したあと、液体パッキン使用箇所は脱脂洗浄後に液体パッキンを塗布して組立
  • 性能試験は負荷試験ができないため油温を上げて無負荷運転実施
  • DR量の判定で油漏れを確認し、漏れなしのため合格、その後納品
その他の実績
建機・重機用ポンプ現物修理実績(2008年度)
  • ショベルS社:ショベルサイズ5.5t〜45t
  • ショベルK社:ショベルサイズ6t〜30t
  • ショベルC社:ショベルサイズ6t〜32t【写真1
  • クレーンH社:【写真1
  • その他:【写真1写真2
  • 上記年間数百台の修理実績
建機・重機用走行・旋回モータ(その他モータ)現物修理実績(2008年度)
  • ショベルS社:ショベルサイズ5.5t〜45t
  • ショベルK社:ショベルサイズ2t〜40t
  • ショベルC社:ショベルサイズ3t〜80t
  • クレーンH社:
  • 上記年間数百台の修理実績

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