代表的な作業内容を例に、作業の概略をご紹介いたします。
どのような手順を経て油圧機器の再生や修理が行われるのかを、作業風景とともにご覧ください。
お客様よりお預かりした品物の状態及び付属品等のチェックをして受入をします。
受け入れした後、外観の砂や泥を落とし一次洗浄を行って丁寧に分解します。
分解した部品の摩耗及び破損状態を観察し、再利用可能かの診断した上で、交換部品は調達が可能かの見極めを行い修理診断報告書と見積書を提出して、お客様に報告した上で修理再生の可否を判断します。
分解した部品は、必要に応じて摩耗状況の詳細寸法を確認するために、各種測定器を使用して測定を行います。
修理決定後、部品修正は社内で行い、加工部品は専門の業者に加工依頼し交換部品はメーカーに手配し調達を行います。
交換必須項目となっている、Oリング・オイルシール等のシール一式と軸受類を専門の業者から調達します。
部品が揃い次第、全部品の仕上げ洗浄を行って、組み立てに入ります。組立難度が高いものでも、当社が専用に製作した特殊治具を使用して、スピーディーに組み立てていきます。
組立完了後試験装置に取り付けして、使用状況を考慮して実機の仕様に合わせ、圧力と流量を調整し正規の性能に近い値で設定しデータを記録します。さらに性能試験実施後、入念な油漏れの確認を行います。
必要に応じ外観塗装を実施し梱包した上で、当社指定の便で出荷します。お客様より指定が有れば客先指定の運送屋にお願いし出荷します。